展示車仕立て オーバーホール&オールペイント

PART1に引き続きエンジン作業の続きからの紹介です。 内容をじっくり見てください。

腰上の作業はほぼ終了していますので、続いてミッション回りの作業に入ります。 全バラしてチェック、消耗品を交換していきますが、今回ミッションケースにホンの少しのクラックがあり、すぐにどうこうなるというレベルではありませんでしたが、今後の事を考え程度のよい別なケースに交換します。 各ベアリング、そしてシンクロリングはNEWパーツで交換。 シンクロはQED製の強化シンクロを使用。



ギア/シンクロスリーブ/シンクロと組んだのが左の写真。 丁寧に組み上げミッションケース内部の組み上げが終了。



ミッション同様、デフも全バラしてチェック、オーバーホールを行なう予定でした。 しかしバラしてみるとシャフト&ケースに磨耗があったため今回はクロスピンデフをNEWパーツにて取り付け。 もちろん、NEWパーツもバラしてすり合わせです。 サイドシールやサイドベアリングはもちろん新品に交換です。



デフ&ファイナルギアを組み付け。 ファイナルはオリジナル(インジェクションがベースの車輌なので)の3.2です。 ミッションとデフを合体しミッション回りの作業が完了です。



ブロックとミッションケースを合体。 タイミングギアやチェーンなどを組み付けていきます。



ブロックは赤でリペイント。 ヘッドを乗せる準備に入ります。 スタッドボルトを取り付けていきます。 クラッチ回りはディスク/カバー/プレッシャープレート/レリーズベアリングとNEWパーツにて組み付けです。



クラッチ/フライホイール回りの組み付けも完了。 ヘッドを乗せてエンジン本体が形となりました。



続いてボディ回りの作業を紹介します。 ボディは今回オールペイントにて仕立て直し。 細かい錆び取りはもちろんですが、MK−T仕様で丁寧に仕立てていきます。 ミラー/アンテナなどの穴埋めから、ワイパーホールの両外側も穴埋め。 リア周りはMK−T仕様にするためにテールランプの穴をプレートを溶接しMK−Tタイプに仕様変更。 室内も丁寧にしあげていきます。



元々が良いボディとは言え「はい、出来ました」というほど簡単な作業ではありません。 丁寧に時間をかけるほど良い作業が出来る訳です。 きっちり下地を造り塗装の準備に入っていきます。 青っぽい色が付いているのは、これから研いで最終的にに細かい傷をチェックするための物です。 また、この車輌は6Jで公認を取っていますので、今回も6Jサイズのオーバーフェンダーを付けて仕上げていきます。

PART3へ続く

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