Color : RacingGreen
Serial No : M-AB1-610308

全オーナーが20年以上ガレージにしまっていたMK−Tモークを丁寧にフルレストアして仕上げた車輌です。 ボディは全てバラし丁寧に時間をかけて錆び取り/オールペイントにてフルレストア。 エンジンルーム、フロア下まで丁寧に仕上げました。 エンジン/クラッチ/ギアBOXも全てバラし、シリンダーは+20オーバーサイズにてボーリング加工。 NEWピストンを使い、各ベアリング類/メタル類/オイルシール類を交換。 シンクロリング交換、クラッチ回り交換、バルブガイド交換など多数のNEWパーツを使用し、キッチリとフルオーバーホールいたしました。 もちろん、水回りや電装系もしっかり整備済みです。 またサブフレーム、サスペンション回り、ブレーキ回りもNEWパーツにてメンテナンス仕上げ済み。 エクステリアでは新品の幌を張り、シートクッションも新たに作成しました。 オプションのリアシートも用意しています。 とにかく細部まで異常に丁寧に手をいれた希少MK−Tモークです。 多数のNEWパーツがありますので、近日コメントにて詳細を追加します。 モークに興味のある方、この機械をお見逃しなく。 実車はいつでもごらんに慣れますので、興味のある方はお問い合わせください。 また、この車輌の仕上げの様子を「ただ今、仕事中」コーナーの「MK−Tモーク仕上げ中」で紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。


オリジナル850ccエンジンは、走行距離こそ少ないものの約20年以上の長い年月をガレージにて保管したままの状態であった為、全てバラしチェックをしてフルオーバーホールを行いました。 まずシリンダーそのものは大きな磨耗等はありませんでしたが、これから先に永く乗ることを考え+20サイズにてボーリング。 自社にて1/100mm単位で丁寧にきっちり仕上げました。 プストンは+20フラットトップをNEWパーツ使用にて新しく組み替え。 コンロッド/クランク/スラスト/カムの各メタル類は全てNEWパーツにて交換、丁寧にすり合わせを行いました。 シリンダーヘッドは歪み等もなく状態としては悪くありませんでしたので、バルブ研磨、バルブシートカット、ブロンズバルブガイド打ち換えを行いこちらも丁寧にすり合わせ。 追加として本来はステムシールが無いのですが、耐久性の高いスペシャルステムシールを加工取り付けを行いオイル下がりの対策をいたしました。 磨耗のあるバルブリフターはオイル穴のある軽量タイプにて交換。 アイドラーギアベアリングやオイルシールなどの消耗品もNEWパーツにて交換しました。 クラッチはカバー/ディスク/プレッシャープレートの3点セットで交換、レリーズベアリングも交換。 磨耗の無かったカムシャフトはオリジナルを使用し、3点止めのオイルポンプは特に問題もありませんでしたが耐久を考えNEWパーツに交換しました。 ミッション関係も全てバラし各ギアのチェックをしましたが、ギアそのものは大きな磨耗もなく、走行距離が少ない事が伺えました。 しかし、各ベアリング、ニードルベアリングなどの消耗品は交換し、シンクロリングは強化タイプを使用して交換。 デフ回りも全てバラし、各メタル、ワッシャー、ベアリング、オイルシールを交換です。 オリジナルのラジエターは大きなダメージが無かったためにそのまま使用しましたが、ウォーターポンプ、ホース類、サーモスタットは新たに交換しました。 点火系パーツもポイント、コンデンサなどの消耗パーツは交換、メインハーネス交換、フューエルポンプ交換、キャブレター全バラしオーバーホールで仕上げました。 もともとが距離の少ないエンジンと思われますが、とにかく細部まできっちり手をいれて異常に丁寧に組み上げました。 慣らし運転から初めてください。 乗るほどに良いエンジンだという事を実感していただけると思います。






エンジンオーバーホール時の写真へ

エンジンオーバーホールの詳細です。

・エンジン/クラッチ/分解フルオーバーホール
・各部洗浄点検
・バルブガイド交換/バルブすり合わせ
・バルブガイド加工/ステムシール取り付け
・シリンダーボーリング/ピストン交換
・クラッチパーツ交換
・各メタル交換/オイルシール交換
・各ベアリングチェック/交換
・各ギアチェック/シンクロリング交換
・バルブタイミング調整/点火時期調整
・キャブレター調整など


エンジンオーバーオール使用パーツです。

・+20シリンダーボーリング
・+20フラットトップピストンセット交換
・クランクメタル交換
・コンロッドメタル交換
。スラストメタル交換
・ピンドライブオイルポンプ交換
・デフサイドオイルシール×2交換
・デフスラストメタル×2交換
・デフベークライトワッシャ×2交換
・ラージシール交換
・ウォーターポンプ交換
・旧クラッチ3点セット交換
・シフトレバーオイルシール交換
・レイシャフト交換
・1stモーションボールベアリング交換
・アイドルギアベアリング交換
・レイギアニードルベアリング×2交換
・3rdモーションベアリング交換
・1stモーションノーズベアリング
・デフサイドベアリング交換
・ライトウェイトバルブリフター交換
・ブロンズバルブガイド×8交換
・スペシャルシンクロリング×3交換
・ヘッドガスケット交換
・ブロックガスケットセット交換
・ミッションガスケットセット交換
・デフサイドカバーガスケット交換
・タイミングチェーンケースガスケット交換
・レギュレターコントロールBOX交換
・オイルプレッシャースイッチ交換
・スペシャルバルブステムシール
・メインワイヤーハーネス交換
・マスタープレートガスケット(アッパー)×2交換
・マスタープレートガスケット(ロア)×2交換
・フューエルタンクユニット交換
・サーモハウジングガスケット交換
・ホースバンド×9交換
・SUエレクトリックフューエルポンプ交換
・SUニードルキット交換
・SUジェットキット交換
・クラッチマスターオーバーホールキット交換
・ハーディ用インナーブーツ×2交換
・ステディブッシュ×4交換
・マフラー角マウント交換
・フューエルホース交換
・クラッチレリーズASSY交換
・クラッチホース交換
・ナイロンナット×16交換
・ワッシャー×16交換
・クラッチフォークレバークレビスピン交換
・ペダルクレビスピン×2交換
・シリコンロアホース交換
・チャンピオンN11YCプラグ×4交換
・ボッシュシルバーコイル交換
・25Dディスキャップ/ローター交換
・25Dポイント/コンデンサ交換
・25Dリードターミナル交換
・バッテリーターミナル+/−交換
・オイル/オイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換
・クラッチフルード交換
・クーラント交換
・バッテリー

フレーム、サスペンション、ブレーキと全てに手をいれて仕上げたサスペンション回りです。 まずフロント/リアはサブフレームを降ろし全バラしにて総チェック。 フレームは室内保管というのもあり大きなダメージはありませんでしたが、50年近い年月が経っているため丁寧にフレームの錆びを落としペイント仕上げしました。 スペンション類はゴム類の消耗品はダメになっていましたので、ロアアームブッシュ/テンションブッシュは新しく交換。 フロント/リアのハブベアリングも多少のガタおよび音が出ていましたから4輪全てNEWベアリングにて組み換えいたしました。 フロントブレーキホースもNEWパーツにて交換、フロント(片側2個)/リアホイールシリンダーも全てNEWパーツにて交換仕上げです。 大物ではステアリングラックをアッセンブリーにて交換。 各ジョイントは分解調整グリスアップを行い、すっかり抜けていたショックアブソーバーはザックス製に交換いたしました。 車重の軽さもあってか、トータル的には痛みの少なかったサスペンションですが、全てに手をいれてきっちり仕上げなおしています。






サスペンションオーバーホール時の写真へ

サスペンションオーバーホールの詳細です。

・フロント/リアサブフレーム分解錆び取りペイント仕上げ
・フロント/リアサスペンション全バラオーバーホール
・各ブッシュ類交換
・ブレーキ分解オーバーホール
・各ホースチェック/交換
・フロント/リアハブベアリング交換
・ショックアブソーバー交換
・ブレーキ調整
・ボールジョイント分解調整
・各部グリスアップ
・アライメント調整など


サスペンションオーバーホール使用パーツです。

・フロントハブベアリング×2交換
・リアハブベリング×2交換
・テンションブッシュ×4交換
・ロアアームブッシュ×4交換
・ステアリングラックASSY交換
・サイドブレーキゲイターブーツ×2交換
・フロントブレーキホイールシリンASSY×4交換
・リアブレーキホイールシリンダASSY×2交換
・フロントブレーキホース×2交換
・フロントドラムブレーキシューセット交換
・ラジアスアームオイルシール×6交換
・ザックスショックアブソーバーセット交換

シンプルなモークのインテリアですが、こちらも全て手を入れて仕上げ直しています。 まずシートのクッションはオリジナルではなくホワイトの物が付いていましたので、グリーンにて新たに新品作成いたしました。 ボディカラーを損なわない色を選択し、オリジナル形状で造りました。 メーター回り、ペダル回り、ペダルボックス、モークではオプション扱いであったヒーター回りなど全てバラし、各部チェック/ペイント/組み直しを行っています。 またコンディションの良いリアシート(こちらもオプションでした)を入手していたため、こちらもキレイに仕上げ直ししました。 現在、リアフロア等が良く見えるように取り付けはしていません。 ステアリングは社外の物が着い付いていましたので、MK−Iオリジナルの物に戻しました。 隅々まで良く見てください。 作業の詳細につきましては、モークの場合、インテリア/エクステリアの区別が難しいため、エクステリアの項にてまとめて記載いたします。






室内保管という状況でしたが、製造から50年近く経つボディはフルレストアにてきっちり仕上げ直しという形になりました。 まず、20年以上前に全オーナーの所へ来た時点でグリーンメタリックの塗装となっていたボディですが、大きな腐りこそ無かったものの、フロアの左右のパネルの合わせ目、バッテリーボックスなど、どうしても水のたまり易い箇所は錆が出ており、塗装を剥いて錆を落としていくと穴が開いてしまう状況でした。 まずは錆びの酷い場所を切り取り新たに鉄板を溶接して作り直しからスタート。 ここでしっかり作業を行わないと長持ちする良いボディに仕上がりませんので、丁寧に丁寧に作業を行いました。 各フレームの付け根、サスペンションの付け根、エンジンルームなどは思っていたより大きなダメージはありませんでした。 しかし、細かい錆び、変形等はありましたので、全て丁寧に補修。 また、グリーンメタリックの塗装があまりよくなく、剥ける所は剥いて処置を行いました。 フューエルタンクは全て錆び取り処理を行い、内部をコーティングして仕上げ。 フロントガラスモールなどは新品に交換し、フック類もダメなものは新しく交換しました。 サイドのパネルボックスの蓋が欠品していたため、鉄板から叩いて作成しました。 違和感なく仕上がったと思います。 ボディカラーは雰囲気の良いレーシンググリーンを選択しました。 幌は新品幌にて交換仕上げ。 マフラーもオリジナルの絞りのある餃子マフラーをペイントして仕上げ直ししています。 トータル的に隅々まで手を入れて仕上げた内外装です。 今後、永く良い状態を保っていただける内容で仕上げたつもりです。 じっくりご覧になってください。








インテリア/エクステリア仕上げ時の写真へ

インテリア/エクステリア仕上げ詳細です。

・ボディ全バラしレストア
・ボディ錆び取りオールペイント
・シートクッションNEW作成
・NEW幌取り付けなど



インテリア/エクステリア使用パーツです。

・幌ASSY
・グリーンレザーシートクッション作成×4
・オプションリアシート×2
・MK−Tステアリング&モーリスホーンモチーフ
・MK−Tホーンスイッチ接点パーツ
・フロントガラス下部ウェザーストリップ
・フューエルタンク内部錆び取り剤
・フューエルタンク内部コーティング処理剤
・メーター球
・スモール球
・ウィンカーリレー
・サイドパネル作成
・サイドパネルロック金具
・幌フック




       \3,800,000 (消費税別)

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