レアパーツを贅沢に使用し、カッコよく、雰囲気よくラリー・スタイルで仕立てた997クーパーです。 とても写真だけでは伝えきれません。 詳細をじっくりとどうぞ。 |
ワークス・ラリーユニット特注のヒーターパイプがのぞくパワーユニット。 見た目だけではなく、良く手入れされたパワーユニットは、997クーパーのオリジナル。 これにライトチューニングのヘッド、少しだけのハイカム、クランク/コンロッド回りと、バランスよく仕立てられています。 このエンジンにSU製H1ツインキャブと作りの良いLCB(ダウントンかスペシャルチューニングの物でしょう)を装備し、点火系はスペシャルチューニングのコントロールBOXに強化ダイナモで中低速〜高回転までスムーズに吹け上がります。 低排気量ながら4シンクロ・ミッションに変更のギアBOX(オリジナルは3シンクロ)は、ファイナルギアを4.1というローギアードに設定し、4速ギアでもキビキビ加速していく使用感は、使い勝手良く気持ちよく走ってくれます。(即、公道ラリー可!?) 美観的にも60年代当時のチューニングパーツで仕上げられているユニットは、ミニの楽しさと、奥の深さを十二分に良く伝えてくれます。 |
ブレーキは標準の7インチからクーパーS用の7.5インチDISKに変更。 フロント/リアのサスペンション回りは、ストラット及びナックルジョイント回りを加工し、ラリースタイルらしい少し高めの設定にしています。 車高の設定上、ショックはカヤバ製をチョイスし、絶妙なコーナリングと安定性を実現しています。 サイドブレーキはフライオフ、通常フロア下を通るブレーキラインを室内に移設。 楽しい足回りに仕上がっています。 |
前オーナーがワークスラリーカーである「737ABL」仕様として創った車輌。 一見、あっさりして見える質感ですが、付いているパーツはレアパーツばかり。 レスレストンのステアリングは「737ABL」はもとより、「33EJB」や「AJB44B」など、当時モンテカルロ・ラリーを戦った車輌たちに付いていたのと同じモデル。 レイヨットの長めのホーン・スイッチ、スミス製角文字タコメーター、水温/油圧デュアルゲージなどを装備。 スピードメーターはトリップ付きのワークス仕様本物。 「P」マークの証明スイッチ、フロントガラス用デフォッガースイッチをダブルで装備し、アバンティのマップランプ、ナビゲーションハンドル、ドライバー側シートはレストールのエッグシェル・リクライナー、ナビシートは当時物の希少なモケット地とレザーのシートです。 このシートは、好き者にはレストールより希少なシートでしょう。 フロアには、ナビゲーターがライトのON−OFFを行えるようにしているもの。 ここまでの内容のパーツを揃えるだけで、現在は本当に大変。 また、揃わないとおもいます。 |
ミニライトのホイール以外は、全て「737ABL」仕立て。 ルーカス製フォグ&スポット、そして3ポイントヘッドランプにヘッドライトカバー(通常より深く超レアパーツ)をセットアップ。 フューエルタンクはS用のツインタンク、ワークスラリーカー用のアンダーガード、トランクフードの軽量化、下パネルの加工など、細部まで手を加えています。 過去にフルレストアを行っているBodyは程度良く、フロア下やトランクルームなど、細部まで見ても納得のコンディション。 ここまでの贅を尽くしています。 |
ヘリテイジトラスト証明書、レストア時の写真、チューニングの明細、イベント参加の記事などの資料もあります。 |
(消費税別)