大人がかっこよく使うミイニクーパーをイメージして、今の時代少しだけ目立つクーパーという事で、永年当店にて面倒をみてきた99yクーパーで造り込み形にしてみました。 エクステリアは後年のクーパーワークス仕立てで、インテリアはラストモデルの品格を損なわないように造りこんでいます。 ほぼ8割がた手を入れました。 走っても、止まっても、カッコのよいミニです。 |
実走7万kmのエンジンです。 取り扱いの良さと、あまりラフな使い方をしていないシリンダーブロックは新車時のホーニングの後も残るベリーグッドなコンディションでした。 どうしてもこの年代のミニ達は造りの甘さが不安要素のため、一通り分解オーバーホールいたしました。 具体的にはシリンダーヘッド分解、ステムシール交換、バルブすり合わせ、ピストンリング交換、メイン/コンロッド/スラストメタル交換、ライトウェイトバルブリフター交換、オイルポンプ交換等を行なっています。 特にデファレンシャル/ギアボックスは入念に。 各ニードルベアリング交換、アイドラから1stモーションなどのボールベアリング、ロックタブ、デフメタル等は全て交換。 シンクロリングは強化タイプを使用して4個交換。 チェーンテンショナー、クラッチ3点セット、ラジエター/ウォーターポンプ/ホース/サーモなどの水回り一式、エンジン/サブフレームマウント、ステアリングラックなどもNEWパーツに交換して仕上げました。 もちろん、コンピュータ回りも一通りチェック。 あとは丁寧に慣らし運転をしていくだけです。 |
・エンジン/クラッチ/ギアBOX分解オーバーホール ・ヘッド分解、各部すり合わせ ・ステムシール交換 ・ピストンリング交換 ・クランク/コンロッド/スラストメタル交換 ・ライトウェイトバルブリフター交換 ・オイルポンプ交換 ・クラッチディスク/プレシャプレート/カバー交換 ・レイシャフトニードルベアリング2個交換 ・1stモーションベアリング交換 ・1stニードルベアリング交換 ・2nd/3rdニードルベアリング交換 ・アイドラベアリング2個交換 ・1stノーズベアリング交換 ・1stボールベアリング交換 ・3rdボールベアリング交換 ・強化シンクロリング4個交換 ・デフスラストメタル&ワッシャー交換 ・デフサイドベアリング2個交換 ・デフギアロックタブ交換 ・各ガスケット類交換 ・チェーンテンショナー交換 ・各オイルシール類交換 ・ラジエター/ウォーターポンプ/アッパーホース/ロアホース/サーモ交換 ・ファンブレード交換 ・ファンベルト交換 ・フロントサブフレーム フロントマウント/タワーマウント(丸、ひし形)/リアマウント交換 ・ステアリングラックASSY交換 ・タイロットエンド交換 ・クラッチレリーズシリンダASSY交換 ・クラッチマスター分解オーバーホール ・ヒーターホースジョイント2個交換 ・バキュームホース4本交換 ・プラグ4本交換 ・プラグコードセット交換 ・各油脂類交換 ・その他 エンジンペイント各部調整など |
ここまでノーマルだったサスペンションもここでリフレッシュ。 サスペンション/ドライブシャフト回りなど基本消耗品の点検交換後、ショックはGAZ製の調整式をフロント/リアともに交換。 Hi−Loはフロントは元の物を再使用、リアは新たに取り付けを行ないました。 もちろん、各ブッシュ類やジョイント類の点検交換も行なっています。 ディスクは10インチディスクキットをNEWパーツにて交換。 ホイールはどうしてもトータル的な雰囲気を考えてミニライトの当時物マグネシウムホイールで、中をちょい艶消しのブラック、リムを艶無しシルバーで仕立てました。 タイヤはダンロップの93Jラジアルです。 このタイヤ&ホイールで、かなりイメージアップになっているかと思います。 もちろん、見た目だけでなく、走りもベリーグッドですからご安心ください。 |
・サスペンション回り点検オーバーホール ・フロント10インチディスクキット取り付け ・GAZ調整式ショックアブソーバー交換 ・フロント/リアHi−Loキット(リアはNEW取り付け) ・各ジョイント点検調整 ・リアブレーキ分解オーバーホール ・リアブレーキホイールシリンダASSY左右交換 ・各ブーツ類点検 ・各部グリスアップ ・ミニライト5J−10インチ 当時物マグネシウムホイール ・ホイール シルバー/ブラックペイント ・ダンロップ93J 165/70−10ラジアル ・各部点検調整他 |
ノーマルのようで、そうでない、インテリアはフェイシアパネルをウッドからあえてレーシーなペルラージュ仕様に変更。 ステアリングも上品にエアパック対応のウッド&レザーのコンビに変更しました。 ノーマルより若干径が大きく取り回しのよいステアリングです。 シートは純正のブラックレザーで使用感も少なくベリーグッドです。 天張りはファブリックからパンチングレザーでNEW作成張替え。 カーペットも手入れのしやすい分轄タイプのものをNEWパーツにて新たに入れました。 最終モデルの上質なインテリアを崩さず造り込みましたが、エクステリア同様、メーター周りの交換や改造/加工などは改めてご相談ください。 |
・ペルラージュ柄フェイシアパネル取り付け ・ウッド&レザーコンビ エアバッグ対応ステアリング取り付け ・ウッドシフトノブ ・分割式フロアカーペット交換 ・パンチングレザー ルーフ作成張替え ・ドア/リアクォーターウッドパネル取り外し穴埋め ・アルミ&ウッド ドア/レギュレーター/プルハンドル ・クーパー純正 ブラックレザーシート |
同じグリーンでも、ブリティッシュグリーン/カンナムグリーン/ブルックランズグリーンなど、それぞれにワークスカラーとは少し異なってしまうようです。 その事により、今回のペイントワークもちょっと大変でした。 錆び取り/板金もそうですが、やはり色造りがキモでした。 かっこよく仕上ったと思います。 現車を隅々までご覧くださいませ。 ちなみに塗装はデュポン製の塗料を使用しており、光りすぎず、本当に良い仕上がりになったと思います。 また、変更点としてはオーバーフェンダーはレアなクーパーワークスタイプの6Jオーバーフェンダーをブラックペイントにて装着。 フェンダーモールも丁寧に上手くつけました。 特にフロントフェンダーとタイヤのクリアランスはベストと思います。 一通りのMK−Tパーツはモーリス仕様にて作成。 サイドマーカーも元の位置の穴埋めをし、ルーカスのオールドタイプのサイドマーカーに変更。 ワイパー位置も中央に寄せ、MK−T/Uの時代に合わせています。 最後にヘッドライトですが、色々と考え抜いて通称ミッキーの目という、少しレンズが丸く外に出るシビエタイプのダブル反射を取り付けいたしました。 クーパーライン、ゼッケンサークル、あとは丸みのあるヘッドライトという事でいかがでしょうか。 |
・ボディ錆び取り内外装/エンジンルームオールペイント ・モーリスクーパーS MK−T仕様作成 ・クーパーワークスカー仕様作成 ・フロント回り板金穴埋め加工、MK−T仕様作成 ・リア回り板金穴埋め加工、MK−T仕様作成 ・ドア/ボンネットゼッケンサークル、クーパーラインペイント仕上げ ・シビエタイプ ダブル反射ヘッドライトASSY取り付け ・オールドタイプフロントマーカーASSY取り付け ・ワークスタイプ6Jオーバーフェンダー加工/ペイント取り付け ・フェンダーメッキモール取り付け ・サイドマーカー穴埋め、オールドタイプマーカー取り付け ・トランク穴埋め、オールドタイプライセンスプレート&ランプ取り付け ・ワイパーホール外2つ穴埋め加工 ・ワイパー中央寄せ、リターン加工 ・クロームワイパーアーム&ブレード ・フロント/リア/クォーターウェザーストリップ交換 ・フロント/リアウェザーモール交換 ・RC40シングルBOXサイドマフラー取り付け 他 |
ミニとしては最終モデルにあたる99yモデルですが、それでも16年経った車です。 まさに全バラにして仕上げました。 内容からするとベリーグッドプライスです。 どうぞ、良いミニを探されている方、ご検討よろしくお願いします。 ちょっと言い訳にはなりますが、あくまでもコンディションの良い車がベースでなければ、この様な内容の車には仕上がりませんので。 あしからず。 |
(消費税別)