1071クーパーS レストア記

外回りの錆び取りや補修もほとんど終了し、サフェーサーにて下地を作成。 言葉で表すと簡単ですが、ここまでくるのに本当に時間と手間がかかっています。


後ろ回りもご覧のとおり。 また、ドアやボンネットも最終段階の仕上げに入っていきます。


室内のフロアの作業状況です。 全面部分、サイドの立ち上がり部分はかなり痛みがありましたね。 レストアは行っていたのですが、レストアの仕上げ方の悪さもあったかと思います。 錆びや凹みの補修、丁寧に仕上げていきます。


黒く見えるのは、最終仕上げの傷拾いのペイントです。 丁寧に研いで仕上げをしていきます。 手間をかけた分、仕上がりは良くなりますから丁寧に丁寧に。


ドアのチリ合わせも行います。 ドアとボディのラインが揃っているの解りますか? これを合わせてるの大変なんですよ。


トランクも同様にチリ合わせ。 しかし、どうにも気に入らない。 どうやっても右と左で合わないんですよね。 右の隙間広いのと、中央部が広いのわかりますでしょうか?


念のため、新品トランクを合わせてみます。 ウェザーを仮止めし合わせてみますがどうにも合わない。 元のトランクフードよりは良いのですが、全体的に手前に出てしまう状態です。


ボディ側の形状が過去の仕上げのときに若干合っていないようです。 ウェザーに当たる耳の部分が手前に出すぎていると言ったらよいでしょうか。 トランクフードが外に押し出されてしまう形なのですね。 そこで耳の部分を叩き、当たりを弱めてフードが中へ入るように修正していきます。 最初の段階よりがだいぶ良くなりました。


しかし、それでもどうしても合わせ切れません。 すみません、カットしたところの画像がないのですが、最終的に左の写真の赤い線のように刻みを入れて耳全体を縮めるように板金修正。 カットして溶接して修正してと、非常に手間のかかる作業でした。 その甲斐もあり、右の写真のようにフードがキチンと納まるようになりました。 今回のレストアの中でもかなり手間のかかった部分でもありました。


同時にサブフレーム回りの作業も進めていきます。 フロント/リアともにここから全て分解です。


まずはフロントです。 外せるパーツをフレームから外していきます。 フレームも錆を落としペイント仕上げを行い、サスペンション回りも全てオーバーホールしていきます。


同様にリア回りも全て外しました。 こちらもフレーム仕上げはもちろん、サスペンション回りもフロント同様にオーバーホールです。

今回はここまで。 いよいよ、次回からペイント作業に入っていきます。 こうやって見返すと簡単に来ているようですが、実際は根気との戦いです。 一つ一つ、丁寧な作業と地味な作業の繰り返しでここまできました。 PART4作成中ですので、もう少しお待ちください。


現在、全ての作業は完了し完成しています。
完成した画像は下記からご覧ください。

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