MINIを仕立て楽しもう!

「ミニって、ドレスアップや改造したりというけど、想像つかないんだよなぁ。」 最近、こんな話を何回か耳にする機会がありました。 沢山のパーツがあり、好みのスタイルに仕立てられるのがミニの魅力の一つでもありますが、どういう事が出来るのか、サンプルが無いと解らないという方も多いようです。 そこで、当店の展示車輌を仕上げながら、解説をしていきたいと思います。 ベースとして選んだ車輌は1993年1.3iクーパー。 フルオリジナルでとても良いコンディションの車輌です。 これから、この車輌にてを加えていきたいと思います。 それでは、下記内容を参考としながら楽しく見て下さい。

さて、一口に「ドレスアップをする」と言っても、その方法は様々。 太いオーバーフェンダーにタイヤを組み合わせたレーシングカーのようなスタイルから、フェンダーレスで可愛くMK−I仕様に仕立てたりと、それこそ自分の思い通りに仕立てられるのがミニの良い所でしょう。 下記の写真は、ほんの一部でしかありませんが、本当に色々なスタイルがありますね。


今回仕立てる車輌のイメージは出来ているのですが、それは作業をしながら紹介していきますので、ここでは出来上がりのお楽しみ・・・という事で。 まずは、ベースとなる車輌を簡単に紹介しておきましょう。
実走38000kmという低走行ベストコンディションの車輌です。 基本的にはフルオリジナル。 純正オーバーフェンダーをボディ同色にペイントしているのと、ドアに多少の錆びがあり、治したときにドアミラーの穴埋めをしているだけです。 「在庫車リスト」の「1993y 1.3i COOPER」も是非ご覧下さい。 それでは、いよいよドレスアップ作業に入っていきたいと思います。


まず、ドレスアップの定番であり、イメージに大きく関わってくるのがホイールとオーバーフェンダーでしょう。 オーバーフェンダーの有り/無し、ホイールが12/10インチによって、イメージって全然変わりますよね。 フェンダーレスも雰囲気が良くてミニらしくてイイのですが、今回の車輌はオーバーフェンダーは残す方向で行く事にしました。 また、ノーマルのアルミホールは10インチへ変更します。 それでは、オーバーフェンダーを選びましょう。


オーバーフェンダーにも様々な形状・サイズがあります。 ミニの本やインターネットで見ていると「5J」とか「6J」という言葉を目にすると思うのですが、これがオーバーフェンダーのサイズを表しています。 しかし、このサイズの表し方は、ミニの世界では当たり前なのですが、あまり一般的では無いような気もします。 ミニの世界では、5Jというサイズのオーバーフェンダーは5Jのホイールを履いた時に丁度良いサイズという意味で使われていますね。 4.5Jや6Jも同じです。 ミニ以外では、オーバフェンダーのサイズは○○mmと長さで表していますね。 本来、5Jなどのサイズ表記はホイールのサイズを表すものであり(5は幅で5インチ、Jというのは形状)、オーバーフェンダーの形状を表すものではないのですが、数多くのホイール、そして専用オーバーフェンダーの出ているミニならではの事ですね。 おおよそ履きたいホイールの寸法と同じオーバーフェンダーを選べば、大きな失敗はありません。 しかし、ホイールによっては、幅は狭くても外に張り出すタイプがあるので要注意。 オーバーフェンダーはホイールとセットで考えましょう。 また、オーベフェンダーには銀色のモールが付けられるタイプと、付かないタイプがあるので、モールを付けたい方は付くタイプを選びましょう。 モールが付くタイプに、モールを付けないという方法もありです。 今の車でオーバーフェンダーをつけたり、そのサイズや形状までを選べる車ってありませんよね。 これってミニならではの楽しみ方ですね。


さぁ、こちらが今回選んだオーバーフェンダーです。 選択したホイールに合わせ(今は、まだ秘密にしておきます)、5Jサイズを選択しました。 また、フェンダーにはモールも取り付けます。 左の写真は実際に取り付けるフェンダーです。 これから塗装をし、ボディに取り付け、そして銀モールの取り付けも行います。

いよいよ作業が始まったわけですが、まずはここまで。 フェンダーの塗装が出来上がれば、次の作業を紹介していきたいと思います。 どんなスタイルで仕立てるのか? お楽しみに!!