1971y BL MINI CLUBMAN

必要にして十二分、さらに走ることを楽しめるという内容のクラブマンのインプレッションです。 エンジン/クラッチ/ギアBOXはフルオーバーホール後10000km未満の走行で、硬さが取れてきて慣らしも終わりこれからがベストになっていくという内容であり、きっちり整備をしたサスペンション回りと合わせ非常に楽しい仕様のクラブマンです。 実際にステアリングを握り運転していただければ決してパワーのある車だけが楽しいのではない・・という事を実感していただけるでしょう。 それでは、インプレッションをどうぞ。

きっちりオーバーホールを行った1000ccユニットです。 リチャードロングマンGT4チューニングヘッドを搭載し、パワーマックス製フラットトップピストン、Cパーツ53度ハイカムを組み込んだユニットは、低回転からスムーズに回り非常に使い勝手の良い仕様となっております。 1300ccと比較してしまうと非力さはありますが、決して遅いという訳ではなくいつでもどこでもアクセルを踏み込んでいける楽しさというのは勝っているポイントだと思います。
シフトのフィーリングもとてもしっかりして、ローギアードなこともありギアのつながりも良く2速、3速とシフトワークを楽しみながら乗っていただければ非常に小気味良く走っていただけると思います。 乗ること、走ることが非常に楽しいと思える内容だと思います。

・エンジン/クラッチ/ギアBOXフルオーバーホール後10000km未満
・リチャードロングマン GT4チューニングヘッド
・パワーマックス鍛造フラットトップピストン(STDボア 998cc)
・C−AEA800 53度ハイカム
・各メタル類交換(STD)
・Wタイミングチェーン
・SU1・1/4ツインキャブレター
・ジャンスピードLCB
・RC40ツインボックスマフラー
・エンジンペイント 他
・ブレーキマスター オーバーホール
・クラッチマスター オーバーホール
・アクセルワイヤー交換

ノーマルのサスペンション回りではありますが、非常に良く整備されており、動きはスムーズそのもの。 この車輌はハイドロラスティックサスペンションを搭載しており、スムーズながら粘りのあるフィーリングとなっております。 悪い路面でも跳ねることも無く、乗り心地も非常に良くハイドロならではの乗り味は一度体験していただきたいと思います。 今後フロントにショックを追加していけば、さらに安定性もあがることでしょう。 4輪ドラムブレーキも必要十二分の効き心地であり、特別不満や不安はないと思います。 トータル的にバランスの良いサスペンション回りだと思います。

バランスの取れた非力さを感じさせないパワーユニット、ハイドロサスペンション、そしてしっかりしたボディ回りと、走らせることが非常に楽しい車輌と思います。 トータルバランスが良いという事を実感していただけると思います。

この車輌は「在庫車リスト」の「71y BL MINI CLUBMAN」で紹介しています。 そちらも是非ご覧くださいませ。