ここまで読んで頂いて、少しはミニについて知って頂けたと思います。
ここからは、実際のバリエーションについて紹介しましょう。
全ては紹介出来ませんが、参考にどうぞ。


まずは、ボディの形から。

みなさんがミニと聞いて想像するのがサルーン。 一番見かける機会の多い形でしょう。 ミニと言うと、この形しか無いと思っている方も多いのでは?


次がエステートボディ。
カントリーマンやトラベラーなどがそうです。
今の車でいうワゴンタイプになりますね。
右の写真は、カントリーマン。
ボディ後ろの枠は本物の木で出来ています。


カントリーマンやトラベラーのように長いボディで、
バンも存在しました。
バンは、後ろが荷室になっており、後部座席がありません。
横もパネルになっています。


ピックアップのミニもありました。
バンの後ろがトラックのようになっているタイプです。
内装なども、商用車らしく簡素になっています。


その他にも、ボンネットの部分が長くなったクラブマン、
セダンのような形をしたライレーやウーズレー、
ジープのような形のモークなどもありました。
写真はライレーです。


次に、エンジンのバリエーションについて紹介します。

ミニのエンジンは、発売当時850ccからスタートしました。
細かく分けると何種類も排気量があるのですが、ここでは簡単に。
排気量は大きく分けて3種類あります。
まずは、850cc。
次に1000cc、そして1300ccです。
850ccは、古いタイプのミニですので、ここでは1000ccと1300ccについて
少し紹介したいと思います。


まずは、1000ccエンジンについて。
1000ccは、ミニとしてバランスがとれたエンジン。
俗に「1000ccは遅い」と思われがちですが、そんな事はありません。
単純にエンジンを回していないだけというのが多い。
5000回転くらいまで回してあげて、高回転をキープして走れば、とても面白い。
足回りとエンジンのバランスは1番でしょう。
では、1000ccのメリット・デメリットを紹介しましょう。

 
メリット
   1.パワーが少ない分、各消耗品の寿命が永い。
   2.トータルバランスが良く、乗っていて楽しい。
   3.消耗品が1300ccと比べてリーズナブル。

 デメリット
   1.年式が古くなってしまう。(1990年まで)
   2.キャブレター車しか選べない。
   3.エアコンを入れるとパワーがなくなる。

簡単ですが、上記にような感じです。
調子の良い1000ccは決して遅くはありませんよ。


次に、1300ccエンジンについて。
1300ccは、1000ccと比べるとパワフル。
乗っていて「力があるなぁ」という感じ。
しかし、ノーマルの状態では、エンジンが足回りに勝っている。
ノーマルでは足が負けてしまい、1300ccのパワーを使いきれません。
また、パワーがあるので、高速や遠乗りは楽チンです。
では、1300ccのメリット・デメリットを。

 
メリット
   
1.パワーがあるので、エアコンを入れても楽々。
   2.キャブレター車とインジェクション車から選べる。
   3.新しい年式が手に入る。
   4.AT車でも楽々パワー。

 
デメリット
   
1.1000ccと比べて消耗品の耐久性は悪くなる。(パワーがある分)
   2.インジェクション車に限り、割とつまらない故障が多い。
     (燃料系、コンピューター関係など)
   3.1000ccより税金が高く、燃費も悪い。
   4.ATの耐久性が悪くなる。

デメリットもありますが、何といってもパワフル。
遠出を良くする人などは、1300ccがお勧め。


このように、「ミニ」といっても色々なバリエーションがあるのです。
ここに載っているのが全てではありませんから、皆さんも調べてみては?

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